【2020年8月最新】貸借対照表(BS)を誰でも理解できるようにわかりやすく解説します

Week14Business
事業計画Weekの14Week目になります。

前回は、財務スキルのPLについて解説しました。まだ読んでいない方は、そちらから読むことをお勧めします。今回は、財務スキルの続編ということで、貸借対照表(BS)について誰でも理解できるように解説していきます。PLとBSの2つだけをしっかりと理解することができれば、独立をすることが可能だけでなく、雇われていても経営者側の視点を持つことができるようになります。

こんな人に向けて解説しています

  • BSが読めるようになりたい
  • 他のサイトをみてもよくわからなかった
  • 経営者の視点を持ちたい
  • 投資できるようになりたい

これを読んだ後

  • BSの見方がわかります
  • 経営者の視点を持てます
  • 投資先を失敗しないように判断できるようになります
  • BSをみただけで、どの業界の企業か判断できるようになります

貸借対照表(BS)

貸借対照表とは、前回も少し解説したように「一時点の財政状態の指標」になります。簡単にいうと、決算の期末時点で、会社に存在する財産の状態(口座残高や資産)と会社資金の調達と運用の状況を表すシートになります。

ここで今回も問題です。

貸借対照表

答えは後ほど、解説します。

貸借対照表

まず、BSは、このような構成になっています。右側が「調達状況」で資金の調達を表し、左側が「運用状況」で調達した資金の運用状況を表します。調達状況には、返済必要のある資金「流動負債」、返済不要の資金「純資産」に分けることができます。

運用状況

まず左の運用状況のところから解説していきます。企業は資産を運用し、お金を回収します。その回収するスピードに応じて「流動資産」と「固定資産」に分かれます。

流動資産とは、回収スピードの早いものを言います。例えば、在庫です。売れていない状態では在庫ですが、売れれば、すぐにお金を回収することができます。

固定資産とは、回収スピードの遅いものを言います。例えば、10億円で建物を買ったとします。この10億円の建物がすぐ売れるとは限りません。賃貸に回しても、20〜30年かかったりします。

まとめると、資産は回収スピードに応じて2つに分けられます。早いものは、流動資産、遅いものは、固定資産です。これが、資産の運用になります。調達した資金をどう運用するかです。

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負債

次に右側の調達状況の負債について解説していきます。こちらも全く同じ考え方になります。返済期限が短ければ「流動負債」、長ければ「固定負債」になります。

流動負債とは、返済期限の短いものを言います。例えば、短期借入です。短期借入なので、返済期限は短いです。

固定負債とは、返済期限の長いものを言います。例えば、長期借入です。長期借入なので、返済期限は長いです。

まとめると、すぐに返さなければいけないものは流動負債、長期的に返していかなければいけないものが固定負債になります。

純資産

次に右側の調達状況の純資産について解説していきます。

純資産は、資本金や利益余剰金などが含まれる株主資本、その他の評価換算差額、新株予約権などです。

オリエンタルランドのBSは?

貸借対照表

では、先ほどのディズニーランドを運営しているオリエンタルランドのBSはどれでしょうか。答えを導き出すために、ディズニーランドの運営にどのような要素が絡んでくるかイメージしましょう。

オリエンタルランドのイメージ

ディズニーランドの運営には、土地や建物が多いので固定資産が多いのではないか、ずっと黒字を出しているので純資産が多いのではないか、信用格付けがAAだから、財務状況はいいだろうと予想を立てることができます。

固定資産が多いことから、先ほどの各BSの固定資産を見てみると、③はありえないことがわかります。また、黒字経営・AAの評価が高いことから、流動資産は多く、流動負債が少ない①ではないかと予想を立てることができます。

流動比率の計算の仕方

ここで会社の短期的な財務の安全指標である流動比率の計算式を紹介します。

流動比率=流動資産/流動負債×100

この数値が大きい方が、安全性は高く、小さい方が、安全性は低いです。例えば、

流動比率計算のための表

①の流動資産が100万円、流動負債が50万円だとします。そうすると、流動比率は

100/50×100=200%

になります。 

②の流動資産が50万円、流動負債が100万円だとします。そうすると、流動比率は

50/100×100=50%

になります。

ここから、やはり①がオリエンタルランドのBSと判断できます。

②は、東日本鉄道です。鉄道会社は、線路を引くための土地・車両の資産がとても膨らんでいるため固定資産が非常に大きな割合を占めています。

③は、ミクシィです。IT企業は設備や建物などほとんど必要ないため固定資産はかなり小さくなる傾向にあります。その分、純資産は大きくなります。

まとめ

BSは、左側が運用状況、右側が資金調達状況を表しています。運用状況は、「流動資産」「固定資産」に分けることができます。資金調達状況は、「負債」「純資産」に分けられ「負債」はさらに「流動負債」「固定負債」に分けられます。また、「流動資産」と「流動負債」から「流動比率」を求めることができ、企業の安全性をみることができます(数値が大ければ、安全性が高い。小さければ、安全性が低い)

BSをみることができるようになると、企業の財政状況を理解することができるようになります。財政状況を理解することができれば、企業の安全性を把握することができ、社債を買っても良いか判断することもできます。

次回は、「キャッシュフロー計算書の見方」について解説します。キャッシュフローとは、実際のお金の動きになります。このスキルを身に付けると、株式投資、起業、フリーランスでも非常に役立つスキルになります。

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